アシックスのGlideRideという素晴らしい靴を手に入れたことは1つ前の記事にまとめました。ただ、走ったときの脛の痛みは改善されず。これは走り方に問題があるのではないかと考え、YouTubeでジョギング系の動画を片っ端から観てみました。
脛が痛くなった原因
いきなり結論です。僕の場合、少し走るだけで脛が痛くなってしまったのは次の2つが原因だったようです。
- 肩甲骨が使えていないため、骨盤と股関節も使えていなかった。
- 体の重心より前に着地していた。
これに気づいたのは、今回最も参考になった以下の動画のワークアウトを観たときでした。ほとんどすべてが自分に当てはまり、まさに目から鱗でした。
そもそも体が硬い!
運動らしい運動を何十年もやっていないこともあり、そもそも論として体が硬い状態でした。よって肩甲骨周りにも柔軟性は無く、動画のストレッチをやってみても満足に腕が上がりませんでした。体が硬いと怪我をしやすいとは良く聞きますが、本当にそのとおりですね。
無意識のうちに急いでしまっていた
走り始めたときはスローペースのジョギングを意識しているのですが、心のどこかで急いでしまっていたようで、少しでも前へ前へという気持ちが強くなり、結果的に体の重心より前で足を着地していました。このような着地をすると、進行方向に対して一瞬ブレーキをかけることになるので、足への負担も大きくなります。僕の場合、その負荷が脛の痛みとして現れていました。
「体の重心で着地する」というのは他の動画でも重要視されていて、具体的な考え方や方法については以下の動画を参考にさせていただきました。
2つ目の動画の3分47秒から始まるランニングフォームの比較はとても分かりやすいです。恐らく僕は右側のようなフォームだったんだと思います。これからは左側の流れるような美しいフォームで走れるように意識したいと思いました。
いざ、実践!
というわけで、とりあえず「どうすべきか」は頭に叩き込みました。もちろんいきなりすべてを完璧にこなすのは無理ですが、知っているのと知らないのとでは大違い。肩甲骨を動かし、骨盤と股関節を使い、体の重心の真下に着地することで脛の痛みは解消されるのか?さっそく実践してみました。
等々力陸上競技場の外周ランに挑戦
走り出したらなるべく止まりたくないので、人通りと車通りと信号が少ない等々力競技場の外周を走ってみることにしました。事前にGoogleマップで距離計測すると、約1.7kmと出ました。いまの僕にはちょうどいい距離です。
さっそく違いを実感できた!
いつもなら100mも走ると脛が痛くてどうしようもありませんでした。しかし、正しい走り方を意識している今回は、これまでの苦痛がまるで嘘のように脛が痛くなりませんでした!700mくらいノンストップで走ったところに池があったので一旦止まり、逸る気持ちを鎮めながら脛と膝を確認してみましたが、やはり本当に痛みはありません。こんなに即効性があるとは思わなかったので、精神的にも楽になりました。
その後は信号で1回止まっただけで約1.3kmを走り切ることができました。途中でだんだん疲れてくると動画の内容を忘れて元の走り方になってしまうことが何度かありましたが、そうなるとすぐに脛に痛みを感じるので「これではいけない!」と思い直し、一応の正しい形で走れたことが功を奏したんだと思います。1kmという距離をほぼ止まらずに走れたという成功体験は、ベテランランナーにとっては小さな一歩ですが、僕にとっては大きな飛躍となりました。
とりあえず一安心
脛がこんなに痛いんじゃ、もうジョギングは無理で、ウォーキングに徹するしかないのか・・・と少しだけ不安になったこともありましたが、これでとりあえず一安心しました。YouTubeに感謝です。こんなに素晴らしい動画が無料で観られるなんて、いい世の中になりましたね。
今後は意識しなくても正しいフォームで走れるようになりたいです。そしてゆっくりでいいから5kmくらいはノンストップで走れるように、少しずつ距離を伸ばしていきたいと思います。