2018年に中古で購入した2009年製のTaylor714ceは本当に良いギターなのですが、唯一の欠点がバッテリーホルダーのサイズでした。アメリカの9V電池(DURACELL)の規格に合わせて設計されているため、日本の9V電池が使えないという絶望的に不便な仕様は、ライブをしていた数年前には本当に苦しめられました。
ところが先日、新しいTaylorのギターを買った知人が「日本の9V電池も使える」と教えてくれました(注:Taylor社の推奨はDURACELL製の9V電池)。もしかして仕様が変わったのかも?と思い調べてみると、Taylorの公式サイトに答えがありました。
わずか4mm、されど4mm
Taylor公式によると、新しく出荷されるTaylorのギターには新規格のバッテリーホルダーが採用されているそうです。ちなみに、旧規格と新規格のバッテリーホルダー長の差はわずか4mm。しかし4mm延長されたおかげで冒頭に書いた絶望的に不便な仕様が改善されたというわけです。ちなみに、新規格のバッテリーホルダーは2008年以前のモデルでは使えない可能性があるので要注意です。
新規格になった訳
それにしてもなぜバッテリーホルダーが新規格になったのでしょうか。その理由は、Taylorの社内事情ではなく、なんとDURACELLの規格変更でした。電池のサイズが1.5mmほど長くなったため、旧規格のバッテリーホルダーには収納できなくなったということのようです。DURACELL(電池)に振り回されるTaylor社とTaylorユーザー。迷惑すぎますね。
アメリカは独自の規格が多すぎ!
Taylorもアメリカの会社なので強くは言えませんが、そもそもDURACELLが最初から独自の規格で9V電池を作らなければこんなことにはならなかったはず。アメリカはコピー用紙のサイズにしても重さや長さの単位にしても独自のものが多すぎて困ります。電池に限らず、規格は世界中で統一してほしいものです。
交換したい方はネット購入がおすすめ
新規格のバッテリーホルダーは、サウンドハウスでは納期未定、某所の島村楽器では2~3ヶ月(またはそれ以上)の納期でした(コロナの影響か?)。
特に急いでいないとはいえ、何ヶ月も待ち続けるのは嫌なのでネットを検索したところ、イケベ楽器のこちらのネット店舗に在庫を見つけました(売り切れました)。即注文したところ、翌日に届くというスピード感あふれる対応のおかげでストレスなく手に入れることができました。金額的には、クーポンが使えたので送料・消費税込で1,650円でした。
アンプに繋げて弾いてみたい
当面はライブをすることは無いし、自宅にアンプも無いので、せっかく交換した新規格のバッテリーホルダーが活躍する予定もありません。しかし、備えあれば憂いなし。いつでもアンプに繋げて弾けるよう、準備が整いました。