春分の日の前日、自由が丘から森林公園行きのFライナーに乗って埼玉の川越へ行ってきました。川越は乗り換え駅として利用したことがあるだけで、改札を出るのはこれが初めて。川越一番街(県道39号)は見事な蔵造りの街並みで見応えがありました。
川越で初めて・・・というかこの日初めて口にしたものは、ご当地コエドブルワリー「COEDOビール」の毬花。空きっ腹に染み渡りました。
川越一番街はうだつの上がる街並みだった
何の予備知識もなく訪れたので、川越一番街を歩いたときは全く気にもしなかったのですが、昨日やっていた国分太一のおさんぽジャパンで衝撃の事実を知りました。川越の蔵造りの街並みに、あの「うだつが上がらない」の語源となった「うだつ」があると言うではありませんか。急いで撮影した写真を見直すと、うだつがかろうじて写っていました。
うだつとは?
Wikipediaによれば、うだつとは「日本家屋の屋根に取り付けられる小柱、防火壁、装飾」であり、設置にはそこそこの費用が必要なため裕福な家に限られたそうです。このことから、パッとしない状況を「うだつが上がらない」と言うようになったとか。
ある意味では縁起物でもあるわけで、知っていたらもっとちゃんと観たのになぁ・・・と思うも時既に遅し。こんなことではいつまで経ってもうだつが上がりませんね。知らない場所へ行くときは少しくらい事前情報を入れておけということでしょう。いい教訓になりました。
というわけで、これ以降の文章はネットで調べながら書いています。
熊野神社で獅子舞登場
熊野大神様のお使いである八咫烏(やたがらす)の御社紋が特徴的な熊野神社では突如獅子舞が始まり、最初から最後まで見学しました。生の獅子舞なんてお正月でも観たことがなかったですが、ストーリーがあって面白かったです。
この獅子舞は途中で舞台から降りてきて、みんなの頭を噛んでいくというパフォーマンスも見せてくれました。
熊野神社は天正18年(1590)に蓮馨寺(れんけいじ)二世然誉文応僧正(ねんよぶんおうそうじょう)が紀州熊野より勧請したことに始まります。もとは蓮馨寺の一部でしたが、明治2年の神仏分離により寺の管理を離れ独立した神社になりました。我々はその蓮馨寺も訪れ、お参りをしておびんづる様を撫でてきました。
思ったより立派だった時の鐘
川越と言えば時の鐘。札幌時計台の如く、写真で見ると立派だけど実物はガッカリ・・・なのかと思いきや、時の鐘は実物も思いのほか立派でした。前述の国分太一の~では国分さんが時の鐘に登り鐘をついていましたが、テレビ越しでも見晴らしが良くて高さが感じられました。
全体的に縁起のいい散策でした
COEDOビール&うだつから始まった川越一番街で蔵造りの見事な街並みを観て、七福神巡りをし、名物を食べ、氷川神社のおみくじで大吉を引くなど、全体的にとても縁起のいい散策となりました。
川越の観光地は、面積としてはそれほど広くないけど、細かく観たら深い印象を受けました。再び行く機会があれば、次はもう少し焦点を絞った観光をしてみたいと思いました。