つげ義春「ねじ式」に描かれた目医者のシーンを思わせる写真が衝撃的すぎる!

ふと思ったこと

2014年にデビュー60周年を迎えたつげ義春氏。代表作の1つ「ねじ式」に登場するあの名場面を思わせる写真がツイートされているのを見て本当に驚きました。国は違えど、現実にこんな街並みが存在したのですね。つげ義春ファンとしては鳥肌もの!

「ねじ式」の目医者って台南なのか…! 王双全(1920-1978)という写真家の作品。60年代には日本のカメラ雑誌でも写真が掲載されていたらしいから、そこで見たのかな?https://t.co/CC8Vu1Agt9 pic.twitter.com/tknFdTe0Bf

— NAGAOKA yusuke (@ngkysk) 2016年4月27日

嬉しさと寂しさの二律背反

つげ義春氏が「ねじ式」においてこの写真をモデルにしたのかについての真相は分かりません。しかし、モデルにしていてもしていなくても、こんな異様な光景が実在した事実を知れたことはとても嬉しく思います。しかし一方で、この光景は「ねじ式」の作品の中だけのものであってほしかったなぁという、どこか寂しい気持ちにもなりました。

目医者ばかりではないか

インパクトは鳥師の水門の比ではない

それにしてもインパクトが強いですね。自転車に乗って、初めて「鳥師」の水門のモデルとなった調布排水樋管を見に行ったときも感動しましたが、この写真のインパクトはその比ではありません。子供が見たら歯医者より目医者の方を怖がるようになるかも!?僕には中毒性が感じられて、今日初めてこの写真を見てから何度も見返しています。本当に、凄い。

空襲を連想させるオープニング

ネット社会の恩恵・・・と言えるか?

ネット社会でなければ僕は一生この写真の存在を知ることは無かったかもしれません。知れた嬉しさ。と同時に込み上げる寂しさ。先に書いたように、やはりこの光景は「ねじ式」の作中だけのものであってほしかった気持ちがあります。この感情を整理するには少し時間がかかりそう。

なお、こちらのブログには他のシーンについての言及もあります。知里氏とか有名どころではありますが、よくまとまっているので紹介させていただきます。ちなみに、タイトルは「元ネタ”と思われる”写真が発見される」が正しいでしょうね(つげ氏が元ネタだと公言していないので)。

キクチサヨコ

台湾に行かなければ!

僕のクロスバイク(Escape Air)が台湾のGIANT製であることからも、台湾には一度行ってみたいと思っていました。その気持ちがこの写真により増幅された今、僕にとっての台湾は行ってみたい地ではなく、行かなければいけない地となりました。台湾に行かなければ!台北と台南、一度で回れるのかも分からない状態なのでとりあえず少し勉強します。その前に、ねじ式を読み直すのは言わずもがな。

 

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