千駄木駅を起点に谷中を散策 朝倉彫塑館で日本の夏を愉しむ

表参道駅から千代田線で約20分、いわゆる谷根千(谷中、根津、千駄木)を初めて散策してきました。当日の山の日はそれほど暑すぎない絶好の散策日和で、しかもこの界隈に詳しい方のガイド付き。おかげで効率的に観光できました。なお、たくさん写真を撮ったので、ここでは千駄木と谷中について触れ、根津については次の記事にまとめます

千駄木駅

千駄木 腰塚のコンビーフサンド

千駄木駅から谷中ぎんざへ向かう途中、千駄木の腰塚に立ち寄りました。ここのコンビーフはテレビでも紹介されている絶品中の絶品。400gで1,800円(税込)をどう思うかはさておき、缶詰のコンビーフしか知らない僕としては興味津々でした。真夏に要冷蔵のコンビーフを何時間も持ち歩く訳にはいかないので、すぐ食べられるコンビーフサンドを買いました。その写真がこちら・・・って、実は写真を撮り忘れる失態をやらかしました!(腰塚さんの通販ページに画像あり)

谷中ぎんざ

そしてあの谷中ぎんざへ

腰塚から少し千駄木駅方面へ戻り、ついにあの谷中ぎんざへ入りました。まず目指すは肉のサトー。ここもまたテレビで良く見るお店です。テレビ慣れした名物(?)のおばちゃんから名物の谷中メンチを受け取りました。

谷中メンチ

肉のサトーの隣には、まるで図ったかの如く越後屋という酒屋さんがあり、なんと生ビールを買うことができます。しかも瓶ビールのケースがベンチ代わりにたくさん置かれているという不思議な光景が!これはもう座るしかありません。

昼間から飲むスーパードライ(生)と谷中メンチ。そして腰塚のコンビーフサンド。この組み合わせに「美味しい」以外の感想は無粋というものでしょう。極上の谷中ランチとなりました。

夕やけだんだん

ほろ酔い気分で谷中銀座商店街を進むと、谷中ぎんざの代名詞と言っても過言では無い夕やけだんだんに行き着きました。文字通り夕焼けの時間帯に訪れたらさぞかし綺麗でしょうね。他の街並みとよくマッチした、思っていたより緩やかな階段でした。

夕やけだんだん

夕やけだんだん

期待以上だった朝倉彫塑館

夕やけだんだんを上った後、次の散策スポットを思案しました。そこで提案されたのが朝倉彫塑館でした。芸術に疎い自分には場違いに感じられ、正直あまり乗り気では無かったですが、せっかくだから行ってみることに。でも結果的に行って大正解でした。なお、館内は撮影禁止のため、館内の写真はありません。

朝倉彫塑館

朝倉彫塑館

朝倉文夫の詳細はウィキペディアを参照いただくとして、ここでは僕の感想をまとめます。作品はどれも精巧であり力強くもあり、生き生きとした活力も感じられました。かなり大きな作品もいくつかあって、特に大隈重信の立像と小村寿太郎の座像は圧巻のインパクトでした。

朝倉文夫は大の猫好きだったそうで、猫の作品も多数展示されていました。9月2日から特別展示として『開館50周年記念「猫百態―朝倉彫塑館の猫たち―」』が開催されるとのこと。館内にもポスターが掲示されていました。

朝倉彫塑館

朝倉彫塑館の建物は木造和風で、立派な鯉が泳ぐ池を中心とした中庭を囲むように建てられていました。東京23区の一角だというのに本当に静かで、普段あれだけ鬱陶しく感じる蝉の声がむしろ心地よく感じられました。風の通りが良くてそれだけでも涼しいのですが、何故だかその風が冷たく感じられるのも不思議でした。近くには谷中霊園やお寺がたくさんあるし、なんだか新潟の実家へ帰省したような感覚にもなりました(屋上庭園からスカイツリーが見えた瞬間、その感覚は消え去りました)。

もし許されるならば畳の上に横になって昼寝がしたかった。朝倉彫塑館の居心地はとても良く、このこともまた門下生がたくさん集まった要因なのかなとも思いました。

築地塀(観音寺)、指人形、千代の富士(玉林寺)

朝倉彫塑館で日本の夏を愉しんだ後、瓦で造られた塀「築地塀(ついじべい)」を見に行きました。観音寺の南側に位置する築地塀は、江戸時代に造られたものにしては状態が綺麗でした。きっと普段の手入れがしっかりされているのでしょうね。

築地塀

築地塀

築地塀の後は指人形笑吉工房へ立ち寄りました。指人形の展示だけでなく、指人形劇も1日7公演開催されています。僕が行ったときは公演時間外でしたが、職人さん(?)が指人形を1体だけ動かしてくれていました。指人形そのものの作りがリアルだし、動きも本当にリアル。そのためか、指人形をじっと見ていた赤ちゃんが急に「怖い~!」と泣き出す始末。確かに仕組みが分からない子供には怖いでしょうね。職人さんも「うちの孫も泣く」とおっしゃっていました。

指人形笑吉工房

指人形笑吉工房

指人形笑吉工房

指人形を見た後は玉林寺へ。ここにある千代の富士像は、自身の生前に建てられたもので、視線の先には富士山があるとか。玉林寺は千代の富士の菩提寺だそうです。数時間前に朝倉彫塑館を訪れた身としてはこれといった感想を持たない立像でしたが、これから時間が経つにつれ価値を増していくことでしょう。

千代の富士象

心地よい新旧のコラボレーション

千駄木、谷中、そして次の記事にまとめる根津は、関東大震災や戦争の影響をあまり受けなかったため新旧が入り交じる街並みが続き、醸し出される雰囲気は心地よく親しみやすい類いのものでした。今回散策した主要スポットを手がかりに、次回はより深く巡ってみたいものです。

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