Little Martin LXMを多摩川河川敷で試し弾きしたとき、音の細さと弦のビビリが少し気になりました。もしかしてライトゲージが張ってあるせいかな?と思い、心機一転の意味も込めて公式推奨のミディアムゲージ(Authentic Acoustic Lifespan® 2.0 Medium - 92/8 Phosphor Bronze MA550T)に張り替えてみました。その後、また多摩川で試奏してきたので、感想をレビューします。
amazonで購入
近所の島村楽器でも買えたと思いますが、他に買いたいものと合わせてamazonで注文しました。ちなみに1,681円。コーティング弦の代名詞的存在であるエリクサー並みに高い弦です。
翌日届いたのでさっそく張り替えてみると、指で押さえた感覚が最初に張ってあった弦とは明らかに違いました。最初に張ってあった弦はライトゲージだった可能性が高いです(ノギスで計測すれば一発なんですが、あいにく持っていないので・・・)。
張り替え後、さっそく試奏
どんな風に変わったか早く試したくて、さっそく試奏しました。
弦の押さえやすさ
ライトゲージよりミディアムゲージの方が太いので、若干押さえにくくなりました。バレーコード(特にBとB♭)は、気を抜くと意図しないミュートがかかってしまいます。慣れていない人だと1時間もしないうちに指先が痛くなってしまうかもしれませんね。
音質の変化
これは明らかに改善されました。なんといっても音の迫力がUPして、ボディサイズが小さいながらも太い音が鳴り、パワフルになったと思います。ライトゲージのときは弦が鳴っている印象でしたが、ミディアムゲージにするとボディから鳴っているように感じられました。Martin社が公式に推奨するだけのことはあります(しかもエリクサーのPhosphor bronze弦よりこちらの方が好きな音でした)。
弦のビビリ
ライトゲージ時と同じく、カポ無しなら問題ありませんが、カポを装着してフラットピッキングで思いっきり弾くと、やはり弦がフレットにあたりビビリが生じました。でもまあ、適度な強さで弾けば大丈夫です。参考までに4カポで弾いた様子(動画)を上げておきます。
ミディアムゲージを使いましょう
ギターそのものにまだ慣れていない人はライトゲージ(またはエクストラライトゲージ)で良いと思いますが、ある程度弾けるLittle MartinユーザーはMartin社が推すとおりミディアムゲージへの交換をおすすめします。音質的に弾いていて楽しいのはミディアムゲージだと思いますよ。
弦交換の間に新たな発見が!
少々話が脱線しますが、こちらの記事でも触れたとおり、LXMなのにエンドピンにシールドケーブルが差し込めるようになっているのが気になっていたので、弦をすべて取り外した状態でサウンドホールからボディ内を覗き込んだり手を入れてみたりしました(正確には、サウンドホールが小さいので手のひらの半分くらいまでしか入りませんでした)。
すると、コードのようなものが指に当たるも、目視確認はできません。どうにかして確認しようとサウンドホールからボディ内にスマホを入れて写真を撮ってみたところ、ピンボケですがピエゾのコンタクトピックアップ(のようなもの)が写りました。こういうことならエンドピンの件も分かります。アンプに繋いでの演奏予定はありませんが、ちょっと得した気分になりました。