海外サイトのODDEEで見つけた、ギタースキルを向上させるための12のヒントという記事が面白かったので、一部引用しながらかい摘んで紹介します。また、この中から特に2つのTipsをアコギ初心者に贈りたいと思います。
ギタースキルを向上させるための12のヒント
元記事にて紹介されている12のヒントは次のとおり。うまく日本語に訳せていないところがあるかもしれませんので、気になる方は元記事をご参照ください。
- 新しい曲の練習継続
- スケール練習
- メトロノームの活用
- ストラミング(strumming)の変更
- ピッキングの切り替え
- バレーコード習得
- 立って弾く
- 録音してみる
- 耳を鍛える
- 楽譜の読み方を学ぶ
- 他の誰かとの演奏
- 新しいギターの購入
アコギ初心者に贈りたい2つのTips
25年以上アコギを弾いてきた経験上、特にアコギ初心者に実践を強くおすすめしたいというTipsを2つ紹介したいと思います。それはずばり、1と8です。
1. 新しい曲の練習継続
アコギ初心者はコードの練習をしがちだと思います。確かにコードが弾けないと弾き語りもできないわけで、またコードチェンジをスムーズにこなさないと音が途切れてしまうので、熱心になる気持ちは分かります。
しかし、コードブックに則って真面目にコードだけを練習するスタイルは、わりと早い段階で飽きてくるはずです。なぜなら、よっぽどのコードマニアでもない限り、コードの練習は曲を弾くための手段であって目的ではないからです。
このことへの対策としては、弾きたい曲を2~3曲決めて、その曲に出てくるコードを曲に合わせて練習することをおすすめします。ただし、最初のうちは比較的簡単なコードで構成されている曲に限ります。FやBといったバレーコードが出てくるような曲は避けましょう。
8. 録音してみる
ある程度コード弾きができるようになったら、自分の演奏を録音して聞いてみることを強くおすすめします。今はスマホで簡単に録音できるので、ぜひやってみてください。
自分の演奏を客観的に聞くと、ストロークやテンポの”ムラ”に気づくことができ、細かいところまで修正できるのでギターがうまくなります。
あと、録音した演奏を聞くことによって、自分の演奏の癖にも気づくことができます。あえて動画を上げませんが、ほぼすべての初心者がやりがちなワンパターンなストロークのリズムというのがあります。「5. ピッキングの切り替え」にも通じるところがありますが、「そう言えば自分はどの曲を弾いても毎回このストロークだな」と気づき、意識的に変えることができれば、もう初心者から一歩抜け出したと言っても過言ではないでしょう。
自分に足りないのはスケール練習
僕は25年以上ギターを弾いてきましたが、ほぼ100%がアコギだったので(という言い訳で)、2のスケール練習はほぼやったことがありません。エレキのギタリストであれば、シュレッダー(速弾き)には必須の練習でしょうが、アコギのギタリストでも間違いなく必要な練習だということは自覚しています。
スケールの練習をすることによって、まず運指がスムーズになることが期待できます。次に、様々なスケールを指に記憶させることで運指パターンの引き出しを増やし、演奏スタイルに幅を持たせることができると思います。
この記事を書いていて、2022年はスケール練習に明け暮れるのも良いかもしれないと思いました。エリック・クラプトンが好きだから、ペンタトニックスケールを勉強してみましょうかね。
初心忘れるべからず
12のヒントを細かく読んでいくと、”初心忘れるべからず”の精神が大切なことを実感します。別にプロを目指すわけではありませんが、どうせ弾くなら少しでも上手くなりたいもの。常に改善の余地があることを念頭に置きながら、これからもギターを楽しんでいきたいと思いました。