Escape Airの純正タイヤをパナレーサーのグラベルキングに交換しようと決めたので、さっそくタイヤを交換して30kmほど試走してきました。この記事ではグラベルキングの感想と、回転方向(ホイールへの取り付け方向)についてまとめます。
乗り心地がマイルドに進化!
Escape Airの純正タイヤ(MAXXIS DETONATOR 700x28C)は約350g。一方、グラベルキング(700x28C)は約270g。したがって、前・後輪合わせて約160g軽量化されました。正直なところ、この重量差による乗り心地の違いは分かりませんでしたが、純正タイヤと比較して、とにかく乗り心地がマイルドになったことは明確に感じられました。
ハンドルに伝わる振動は激減し、ロードノイズは格段に静かになりました。また、純正タイヤは弾性が強いというかゴムが硬いというか、悪い意味で弾む感覚があって不安に思うこともあったのに対し、グラベルキングは路面に吸い付く感覚があり、グリップ力UPによる安心感も得られました。
実は、特に舗装路において、あまりにも快適なので体感速度が遅くなった気がしました(サイコンの速度表示は純正タイヤ時とほぼ変化なし)。この様子だと長距離サイクリングにおける疲労低減効果も期待できるでしょう。
グラベルキングの回転方向について
ところで、グラベルキングには回転方向の指示がありません。パナレーサーのサイトにある「よくある質問」には「方向性のあるトレッドパターンのタイヤはどのように装着すれば良いのですか?」というQ&Aがありますが、グラベルキングのセンタートレッドにおけるトレッドパターンはミックスパターン(やすり目)なので方向性がありません。したがって、グラベルキングの回転方向はどちらでもいいと考えられます。
しかし「どちらでもいい」と言われても闇雲にホイールへ取り付けるのは嫌なので、こちらのブログ記事を参考に、センタートレッドの「やすり目」のすぐ横にある「すぎ目」の向きが、正面から見て左斜め上と右斜め上になるようにしました(下写真)。「すぎ目の役割」とされる水切り効果を狙っています。と言っても、雨の日には乗らないのだけど。
結論:回転方向はどちらでもOK
ちなみに、適正空気圧とした700×28Cのタイヤの接地面積と接地圧でハイドロプレーニング現象が生じるには、恐らく時速100km以上での走行が条件になるはずで、僕を含めた多くの人にとって全く気にする必要がない世界の話です。
したがって、グラベルキングにおける水切り効果を狙ったすぎ目の向きはどちらでもいいと考え(実質的な水切り効果は期待できないと考え)、このことからもグラベルキングの回転方向(ホイールへの取り付け方向)はどちらでもいいと結論しました。だからこそメーカーによる回転方向の指示が無いのだと解釈しています。
今後はより積極的にグラベルを走りたい
これまで純正タイヤで多摩川サイクリングロード(多摩サイ)のグラベルに入るときは、ゆっくりと恐る恐る走っていました。グラベルキングに交換したことを機に、今後はより積極的に多摩サイや他のグラベルを走りたいと思います。サイクリング(ポタリング)の楽しみがまた1つ増えました。