場違いを自覚しながら少しだけ田園調布の西側をポタリングしてきた

ポタリング

田園調布の中華屋さんでチャーハン&餃子のランチをしたあと、日本屈指の高級住宅街を少しだけポタリングしてきました。こちらの中華屋さんは知り合いの方がやっていて、田園調布にも関わらずラーメンなら700円という庶民的な価格設定で、しかも美味しい。自宅から自転車でゆっくり走って約30分というちょうどいい距離だし、何よりお店の雰囲気が良いので通ってしまいます(と言ってもまだ2回目だけど)。

食べている最中に田園調布のことを少し教えてもらいました。芸能人I氏のお宅や、田園調布の中でも特に西側(3丁目と4丁目あたり)が超高級住宅街であることなど。星セント・ルイスもやはり西側を意識していたのでしょうか(古っ)。

あまりキョロキョロしていると不審者に間違われかねないので、場違いな自分を自覚しながらI氏のお宅前を経由してからの田園調布駅経由で宝来公園(3丁目!)まで行ってみました。

銀杏並木の先にある大田区最古の公園

地図を見ると分かるとおり、田園調布の西側は扇状に区画整理されているわけですが、扇で言えば骨にあたる部分、駅を中心として放射状に南西方向へ伸びる道路の突き当たりに宝来公園があります。駅から宝来公園までは銀杏並木になっていて、これからの紅葉シーズンに再度訪れたいと思いました(今日は少しだけ葉が黄色になっていた)。

宝来公園の成り立ちについて、詳しいことは大田区のページに譲りますが、前身は大正14年にさかのぼり、昭和25年10月1日に大田区へ移管されました。つまり区立公園となって今年で67年目であり、これが大田区最古の公園たる所以だそうです。

閑静な住宅街にある閑静な公園は、それはもう本当に静かでした。田舎者からすると、大田区と言えばプラントや町工場や羽田空港と言った「静かとは真逆」のイメージしかなかったので大田区の懐の深さを思い知りました。また、このような場所に約1.2ha(3600坪)もの面積を公園として残すことについても大田区の余裕を感じてしまいます。

宝来公園にて撮影

田園調布の西側は本当の意味で住宅街だった

初めて訪れた田園調布の西側(超高級住宅街側)は、住宅以外何もなく、本当の意味で住宅街でした。自動販売機すら無い(とても少ない)ように感じました。駅周辺においても、駅ビルもデパートも無く、居酒屋的な店舗も目に付きませんでした(あるのかもしれないけど)。見慣れない街並みすぎて、正直なところどこか異様な雰囲気にも感じられました。

田園調布の住人は日々の暮らしで不便ではないかな?(余計なお世話)と一瞬思うも、みんな車を持っているだろうし、お年寄りはお金があるからタクシーを使えばいいし、お店がたくさんある自由が丘は隣駅だし、ネットスーパーもあるし、もしかしたらデパート側から御用聞きに訪ねてくるのかもしれないから、庶民の感覚や価値観では判断できないことに気づきました。「住む世界が違う」とはこういうことなんですね。良い経験になりました。

 

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