ペダルから足が離れない感覚を体験してみたいけど、街乗り中心の自分にはビンディングペダル&シューズは大袈裟すぎるしちょっと面倒・・・。
そんなことを考えていた矢先、ハーフトゥクリップの存在を知り、ZefaLのCHRISTOPHE 45が良さそうだったので購入してみました。と言っても、実は使い始めたのは2年前の9月でした。ということで、この記事では約2年間使ってみた感想を書きます。
取り付けにはスプリングワッシャーを使おう!
アイキャッチ画像はさっそく取り付けてみたところ・・・なのですが、ここで1つ注意。この取り付け方(付属の金属片+ナット)はダメなやり方です。なぜなら振動等によりナットがすぐに緩んでしまうから。なので、対策として長めのボルト(約20mm)と平ワッシャーとスプリングワッシャーを購入して付け直しました。
平ワッシャー(上写真の金属片を取り外し、代わりに平ワッシャーを装着)、スプリングワッシャー、ナットの順に取り付けます。スプリングワッシャーの追加により付属のボルトでは長さが足りなくなるため、20mm程度のボルトを購入しました。
ボルト、平ワッシャー、スプリングワッシャーのセットで約100円の安いものですが、効果は抜群。実際に約2年間一度も増し締め無しで使えています。
違和感は最初だけ
ハーフトゥクリップは、確かに慣れるまで違和感たっぷりで、信号などで停車するとき足がペダルから外れにくい(ひっかかる)こともあり、少し怖い経験もしました。しかし慣れれば安全かつ簡単に外せます。
また、ペダルを漕ぎ出す際は、慣れないと靴のつま先をハーフトゥクリップに装着するのに手こずりますが(足ですが)、慣れればノールックで装着できるようになります。
期待以上に快適なペダリングが得られた
慣れてからのハーフトゥクリップの効果は絶大で、ハーフトゥクリップ無しだと足がペダルから離れないようにするために余計な力と気を使うのが煩わしく、逆にペダリングしにくくなりました。特別に意識しなくてもペダルが足に付いてくる感覚は期待以上に快適なものでした。
本当の意味での街乗りでは効果が発揮されない(逆に邪魔!?)かもしれませんが、10km以上サイクリングするときは戦力となるでしょう。約2年間に渡り使用し、今となっては僕にとって欠かせないアイテムとなっています。
「とりあえず使ってみよう」ができる価格
約650円という安さも魅力の1つでしょう。「とりあえず使ってみよう」ができる価格はありがたい。それでもし僕のように気に入って使い続けることになるなら、本当に安い買い物だと思います。
ビンディングは怖い!大袈裟!ハードルが高い!と感じている人や、足がペダルから離れない感覚を手軽に味わってみたいと考えている人には、最初のステップとして実に良い一品かと思います。
なお、ZefaLのハーフトゥクリップには僕が使っているサイズ(S M)より大きなサイズ(L XL)もありますが、僕の足(27.5cm)ではS Mサイズでも靴のつま先を装着できることを書き添えておきます。