12日に急用で帰省する際、東京駅の駅弁屋 祭で馴染みの無い駅弁を見つけたので買ってみました。その名も大船軒の台湾風ルーロー飯弁当。ルーロー飯(魯肉飯)そのものは知っていますが、食べるのは初めて。初挑戦が駅弁というのもどうかと思いますが、チャレンジしてみました。
中身はシンプルすぎるほどシンプル
さっそくフタを開けてみると、中身はシンプルすぎるほどシンプルでした(パッケージに中身の写真があるのでまったくの所見ではありませんが)。ルーロー飯弁当なのでルーロー飯と煮卵はマストとして、他の付け合わせはイカのつみれ揚げと塩漬けザーサイのみ。900円という駅弁にしては安い価格であることも影響しているのでしょうか。
但し、塩漬けザーサイは大正解で、これがあると無いとでは大違いだと思います。そのものが美味しいし、箸休めにもなるし、いい仕事してます。
香辛料控えめは賛否ありそう!?
先にも書いたとおり、僕は本場のルーロー飯を食べたことがないので想像の域を出ないわけですが、本場のルーロー飯は香辛料(いわゆる五香粉)が利いた独特な味わいではないかと思っていて、この台湾風ルーロー飯弁当にもそれを期待しました。
ところがいざ食べてみると香辛料はかなり控えめ。万人受けが求められる駅弁だから香辛料を抑えるのは分かります。しかしそれによって本来の特徴が薄れてしまうのは寂しい。改善が期待できるなら、この二律背反の課題とも言える両者の関係をもう少し高いレベルで成り立たせてほしいところです。
それと、もう1つ言いたいのはルーロー飯の見た目。本場台湾の事情はあるにせよ、日本で販売する台湾風なのだから、もうちょっと美味しそう感を強調した見た目になるといいなと思います。例えば、ルーロー飯の上に少量でもいいから青菜を乗せるだけでもだいぶ違うのではないでしょうか(コスト的に無理!?)
本場のルーロー飯も食べてみたい
いち消費者として勝手なことを書きましたが、大船軒の台湾風ルーロー飯弁当は美味しいので見かけたら買ってみても損はないと思います。僕はこれを機に本場のルーロー飯を食べてみたくなりました。まずは都内の台湾料理店からスタートですかね。