秘湯「丸駒温泉」の展望露天風呂で支笏湖の絶景に癒やされる

4日から札幌入りするも、雨男という天賦の才能は無意識のうちに溢れ出しているようで、今回もまた天気に恵まれませんでした。しかし翌日は、小雨程度であれば支笏湖の湖畔にある丸駒温泉に行こうと決めていました。理由は特にありませんが、強いて言うなら行ってみたかったから。するとラッキーなことに札幌に住む友人の賛同が得られ、彼の運転での二人旅となりました。

支笏湖に近づくほど雨脚が弱まる

朝起きてみると、やはり札幌市内は小雨模様。しかし支笏湖へ近づくに連れ雨脚が弱まるという怪奇現象が起こり、終いには雨が止みました。これは一緒に来てくれた友人の能力に違いありません。

丸駒温泉の伝統に触れる

11時頃に丸駒温泉に到着し、フロントで日帰り入浴料1,000円を支払いました。大正4年創業の老舗旅館とはいえ、改築された館内は立派な作りで綺麗でした。

フロント横の壁には丸駒温泉の伝統を記録した写真が飾ってありました。昔は陸路が無く、利用者は支笏湖を船で行き来したとのこと。支笏湖の湖上には遮るものが一切無いことから、お客さんが帰る際は去りゆく船に向かって初代 佐々木初太郎氏や二代目のヨシヱ氏がいつまでも手を振り続けたというエピソードが印象的でした(動画もありました)。

なお、支笏湖はカルデラ湖で、水深は田沢湖に次いで日本で2番目の深度。そのためか冬でも滅多に結氷せず、日本最北の不凍湖として知られています(ちなみに透明度が高いことでも有名)。このことから、陸路が無い時代においても年中お客さんが船で訪れることができたというわけです。

丸駒温泉は露天風呂が最高!

そしていよいよ浴室へ。内風呂は3つの浴槽があり、左から低温、中温、高温の表記が。泉質はこちらに詳しいので割愛しますが、鉄分の匂いを感じました。猛烈な硫黄臭と自分の準備不足でえらい目にあった野中温泉とは対照的に、丸駒温泉は安心です。

内風呂は低温でも熱い!

低温から順番に入ってみようと足を入れると、これが想像以上に熱めの設定で驚きました。低温でこの温度なら高温は入れないかもしれない・・・。というわけで、中温までクリアした段階でいったん内風呂はやめ、展望露天風呂へ行ってみることにしました。

展望露天風呂は景色が最高!

展望露天風呂はとにかく最高のひと言につきました。こちらの写真のとおりの見事な眺望で、支笏湖と支笏湖を囲む空、山、原生林が一望できました。この頃には太陽も顔を出し(奇跡!)、風で雲が流されてどんどん空の景色が変わり、見ていてまったく飽きませんでした。

いにしえの姿を留める天然露天風呂

そしていよいよ天然露天風呂へ。ここは創業当時からほとんど姿を変えていないそうで、入り口には日本秘湯を守る会の提灯がぶら下がっていました(丸駒温泉旅館全体が同会の認定済)。天然露天風呂は支笏湖と繋がっていて、季節により温泉の深さも変わるという面白い構造になっています。冷たい支笏湖の水によって温泉がぬるくなってしまいますが、そうならないように湯温調整されているようでした。あえて面倒な手間をかけるという形で伝統を守る心意気がいいですね。

なお、最後に内風呂の高温に挑戦し、なんとか30秒くらい入ることができました。あの湯温でリラックスできる人は温泉マスターの称号を得られるはずです。

生チップちらしを堪能

すべてが最高によかった丸駒温泉のあとは、支笏湖温泉方面まで移動し、「寿」でお昼休憩とすることに。だいぶ迷って生チップちらしを注文しました。チップとはヒメマスのこと。大将曰く、今のチップはいまいちとのことでしたが、脂がのっていてとても美味しかったです。チップのアラ汁との相性も抜群でした。

結果的に行ってよかった

天気を心配した支笏湖訪問でしたが、結果的に行ってよかったです。お客さんが少なかったのでゆっくり温泉に入れたし、チップちらしは食べられたし、紅葉も見られたし。帰り道では真駒内の果林樹でシャーベットも食べました。これは地元民との行動だから行けたお店でした。


丸駒温泉は、これから紅葉が本格的になるシーズンは本当に綺麗な景色が見られて良いと思います。それから冬も良さそう。いまとなっては冬の山道を自分で運転するのは嫌なので、また友人を誘っていけたらいいなと思いました(他力本願)。


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