脇の痛みで発覚!帯状疱疹発症から2週間のあらまし

体験記

「悪い意味でのストレス」を感じる生活を送っていないのですが、このたび帯状疱疹にかかってしまいました。それにしても、帯状疱疹という病気は読んで字のごとく疱疹が帯状に発生することに因んでいるわけですが、昔の人はなぜ「痛」という漢字を入れなかったのでしょうか。帯状痛疱疹または帯状激痛疱疹でも大げさではないくらいの強い痛みを伴います。僕の場合、最も発症率が高い上肢から胸背部に発症したので、患部に洋服が触れるたびに痛みを感じます。寝ている最中でも痛みに叩き起こされたこともありました。じゃあ上半身裸なら良いかというとそんなことはなくて、やはり腕や体を動かすたびに痛いし、じっとしていても不定期的にピリピリとした痛みに襲われます。顔面に発症しなかっただけマシですが、なかなかの試練ではあります。

発症から現在までのあらまし

他の病気と同じく帯状疱疹も早期治療が大切で、こじらせると帯状疱疹後神経痛という後遺症が残るらしく、恐ろしすぎて放心します(疱疹だけに)。 発疹が出てから3日以内に抗ウイルス薬の服用を開始し、1週間飲み続けることで後遺症を患う可能性が低くなるそうです。医者には「絶対に1週間飲み続けてください」と念を押されました。僕は右胸の下あたりにダニに刺されたような発疹を見つけ、さらに右の脇の下に痛みを感じた2日後に皮膚科を受診して薬をもらったので、発疹はひどくならずに済みました。

ただし痛みは2週間経った今もまだ強いため、リリカというカプセル錠など3種類の薬を飲んでいます。リリカは神経障害性疼痛を抑える薬で、武田鉄矢さんが「それは、神経の痛み」と金八先生口調でCMをしていたものですが、まさか自分が飲むことになるとは思いませんでした。副作用としてめまいや眠気の症状が出るようなので、様子を見ながらの服用となりました(いまのところそのような副作用は出ていません)。

帯状疱疹の痛みは温めることで緩和されるので、職場や電車での冷房対策として羽織るものを常に携帯するようにしています。知らない人の目にはただの冷え性おじさんとして映るでしょうが、実態は本厄真っ只中の帯状疱疹治りかけおじさんなのです。

80歳までに3人に1人が経験

帯状疱疹は、神経節に潜伏していた水ぼうそうウイルスが加齢、ストレス、免疫力低下などをトリガーに再活動・増殖することによって発症します(詳しくはこちら)。このウイルスが神経の流れに沿って皮膚へと移動し、帯状に痛みや発疹を発症させます。水ぼうそうなんて子供の頃にかかった病気なので、30年以上も潜伏して再発の機会を伺っていた計算になります。なんと執念深いことか。


年間約60万人、80歳までに3人に1人が発症すると言われている割とポピュラーな病気なので、多くの人がこの痛みを経験する可能性があります。日頃から疲労やストレスをためない生活を心がけることが一番の予防対策のようです。また、50代以上の発症率が高いことから、仕事をリタイヤしてストレスから開放されたという人でも要注意。次はあなたの番です!

追記:2019年8月11日
発症から約3週間後に通院した際、まだ痛みがあることを医者に告げると、リリカの量を25mgから100mgに増やすことに。そしてそれから約1週間が経過したいま、痛みはほぼ無くなりました。しかしまだ違和感はあるので、薬は飲み続けています。次の通院予定は8/24。それまでに痛みの完治を目指します。

 

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