雌阿寒温泉(野中温泉)で強烈な硫黄臭にまみれてきた

オンネトーを軽く散策した後、少し戻って雌阿寒温泉野中温泉)に立ち寄りました。雌阿寒温泉は源泉かけ流しでpHは5.8。内風呂の引き戸を開けると咳き込むくらいに硫黄臭(硫化水素)を感じます。したがって内風呂の窓は常に開けておく必要があるほど危険な状態ですが、悪いことばかりではなく、野中温泉の創業者の息子である野中正造さんが非常に長生きだったことから長寿の湯とも言えるかもしれません。なお、野中正造さんは2019年1月20日に113歳で亡くなられました。

野中温泉はとても綺麗だった

入湯料350円を支払い館内に入ると、想像以上に綺麗な建物で驚きました。もっと鄙びた内装かと思っていましたが、しっかり整備されていてまったく逆でした。床は地熱の効果だと思いますが床暖房をしているように暖かく、ここで寝るだけでも気持ちよさそうでした。

受付から風呂場までは細くて長い廊下を歩きます。壁には近隣の自然を写した写真や、ここを訪れた有名人のサインがたくさん飾ってありました。赤塚不二夫のサインにはバカボンのパパが描かれていて、しばらく見てしまいました。

余談ですが、某研究機関が野中温泉の一角で雌阿寒岳の火山活動をモニタリングしており、関連する掲示物に知り合いの研究者の名前を見つけました(世間は狭い)。

内湯は乳白色、露天風呂は透明

ネットの写真や動画では内湯も露天風呂も透明のお湯になっていることが多いですが、僕が行ったときは内湯は湯の花によって乳白色であり、露天風呂は透明のお湯でした。お湯の温度は内湯の方が高く、3分も入っていたらのぼせ気味になるでしょう。一方、露天風呂は適温で、幸運なことに入浴者は僕一人だったので、ほぼ仰向け状態で30分くらい入りました。

オンネトーと同じく、人工的な音は一切聞こえてきません。薄曇りだったため直射日光も無く、本当に最高のひとときでした。

体に染み付いた強烈な硫黄臭

体の芯から温まり、なかなか汗がひかないのでしばらく館内で休憩させてもらいました。そのとき、自分の体から強烈な硫黄臭が発せられていることに気づきました。というのも野中温泉には上水(水道水)を使ったシャワーが無く、硫黄臭を洗い流すことができないのです。しかしこのときは深刻に考えることもなく、汗がひいたところでレンタカーに乗り帰路につきました。

ことの重大さに気づいたのは翌日のことでした。とにかく下着を含めた洋服すべてが強烈に硫黄臭い!宿泊先のホテルで浴槽に水を張り、ボディーソープで手洗いしてもまったく収まることはありませんでした。

帰京する日の前夜、他の荷物やカバンそのものに硫黄臭が伝染ることを恐れ、異臭の発生源をビニール袋に入れて厳重にパッキングしました。そして帰宅してから今度は洗濯機でしっかり洗ってみました。しかし結果は変わらず・・・。結局、下着上下とトレーナー、そして半袖Tシャツの4点は、この旅行をもってお役御免となりました(かろうじてジーンズは無事だった)。恐るべし雌阿寒温泉。レンタカーには硫黄臭が染み付いていないことを祈ります。

次回は着替えを持って来たい

オンネトー散策の準備不足と同じく、雌阿寒温泉も敢えて下調べしなかったことが裏目に出て大変なことになりました。次回は捨てても良いようなボロボロの服を着替えとして持参して来たいと思います。オンネトーと併せていろいろと勉強になった1日でした。

下の写真は道中で立ち寄った道の駅あいおい内にあるクマヤキのお店。以前から知っていましたが、食べるのは初めてで念願が叶いました。初めてなのに定番のクマヤキではなく、生クリームが入った生クマをオーダー。つぶ餡と生クリームと生地が一体となり美味しかったです。


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