平成最後の夏に一大決心!Taylor 714ceが我が家にやってきた

昨年末からギターを弾く機会が増えて、約20年使い続けたK.YairiのRF-65をリペアに出したのも実はその一環でのことでした。RF-65は小型のボディで弾きやすく、マホガニーらしい丸みのある優しい音が魅力的で、これからも使い続けていくに違いありません。ですが、心の中ではいつかインディアンローズウッドのアコギが欲しいと思っていました。そんな折、鉄は熱いうちに打てという素晴らし言葉を思いだし、まずはいろいろと試奏をしてみることにしました。なお、結論はタイトルのとおりです(笑)。

Taylor 714ce

思ってたのと違ったD-28

意を決して試奏したのは2017年製のMartin D-28(新品)。まさに憧れのギターです。ところが!これはもう100%主観的な感想なのですが、昂ぶる気持ちとは裏腹に想定を遙かに下回る鳴りの悪さで、ある意味衝撃を受けました。動揺しつつもこの個体がたまたま自分に合わないものだったんだと信じることにしましたが、ガッカリ感が半端ありません。すると見かねた店員さんが「試しに弾いてみませんか?」と別のアコギを手渡してくれました。それがTaylorとの出会いでした。

Taylor 410e Rosewood

初めて弾くTaylorのギターは型落ちの410e Rosewoodでした。さっそく弾いてみるとこれが本当に良くて、簡単に自分の好きな音が鳴るし、ドレットノート(タイプ)&ローズウッドというD-28に似た構成にも惹かれました。これに決めてしまおうか!?と一瞬思うも、安い買い物ではないので、その日は弦だけ買って店を出ました。

Taylor 410e Rosewood

先輩の意見を聞く

亀の甲より年の功。先輩の意見も参考にしたいと思い、昔からMartinに憧れていたこと、いつかD-28が欲しいと思っていたこと、試奏の結果Taylor 410eが良かったことなどなど、これまでの経緯を話して相談に乗ってもらいました。

いただいたアドバイスを端的にまとめると、

  • Martinに憧れるのは勝手だが、Taylorはいいぞ
  • Taylorは昔弾いた714ceが最高だった。
  • 714ceは今なら中古が1件だけネットでヒットする
  • 取扱店は都内=すぐに見に行ける
  • 中古楽器は。逃したら最後

具体的すぎるアドバイスで非常に参考になりました。ただ、安い買い物ではないので安易にアドバイスにしたがう訳にはいきません。中古なので状態も気になります。1週間悩んだのち楽器店へ電話し、試奏の予約をとりました(首都圏に住んでてよかったと思える瞬間)。

714ce試奏、店員さんの意見を聞く

取り置きをお願いした714ceは2009年製で、サイド&バックのインディアンローズウッドの杢目がとても美しい綺麗な状態でした。トップ材はウエスタンレッドシダーで、少し赤みがかった渋い色。いくつか小さな打痕がありますが、演奏上は問題無いし、ユーズド品なのでこれくらい許容範囲内です。

Taylor 714ce

肝心の音は明らかに410eを上回るレベルで、自分の好みにピッタリ。RF-65とは対照的なローズウッドらしい力強い音と共に、華やかさもあるのが特徴的です。鳴りの良さも抜群。714ceは410eよりボディサイズが小さいにもかかわらず、ギター全体が振動し、ギター全体で鳴っている状態で、いわゆるバカ鳴りというやつではないかと思います。9年間で木材の状態が良い方向に化けたのでしょう。

Taylor 714ce

店員さん曰く、アコースティックギターに不可欠な木材(総称してトーンウッド)は年々良質なものが採れなくなっており、特にインディアンローズウッドの高品質なものは値段が上昇傾向にあるとか。現に、2017年1月2日よりワシントン条約によるローズウッド全種の国際間取引制限が始まりました(リンク先の記事は制限前に書かれたものですが)。このことも鑑みて、この714ceには強く縁を感じました。

Taylor 714ce購入!

約20年ぶりにギター買おうと思い立ってから約3週間。試奏したギターは5本。今これを買わなかったら後々きっと後悔すると思えるところまで自分の中で落とし込みができました。選んだのはTaylor 714ce。良い買い物ができました。

納品に備え、弦高調整を含めた全体的なメンテナンスをお願いしました。その結果、保証内でナットとサドルの交換、ネック仕込み角度の調整までしていただき、完璧な状態で受け取ることができました。他にも値引き交渉など、担当の方にはいろいろお世話になりました。良い担当者に出会えたのもまた縁でしょう。

Taylor 714ce

自分史上、最高額の買い物

中古といえど714ceは安くありません。これまで40年間生きてきた中で最高額の買い物となりました。と言っても車や家を買うことに比べたら一桁も二桁も安い買い物なので、世間一般の40歳男性にしてみればきっと大袈裟な表現なのだと思います。でも自分としては一大決心。平成最後の夏に一生モノを手に入れました!

by カエレバ

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