1998年製 K.Yairi RF-65がリペアによって生まれ変わった!

ギター

愛用のギター「K.Yairi RF-65」を島村楽器に預けてから2週間と2日、まだかまだかと心待ちにしていましたが、本日ついにリペア完了を知らせる電話を受けたので引き取りに行ってきました。島村楽器のギターリペア工房さんのおかげで、16日ぶりの再会は劇的なものとなりました。自分のための覚え書きという意味でも、ここまでに至る経緯をまとめます。

K.Yairi
リペア後のヘッド

輝きが違う!

ギターケースを開けてすぐに思ったのは輝きが違うということ。交換した新品のペグの輝きはもちろんのこと、あれだけくすんでいたフレットがピカピカで驚きました。フレットすり合わせの効果は抜群で、フレットの削れも完全に消えていました。

これがリペア前の1フレット目。輝きが失われ、削れもひどいですね。

K.Yairi RF-65
リペア前

そしてこれがリペア後の1フレット目。輝きすぎて分かりにくい写真になってしまいました。フレットの削れは見事に解消されています

K.Yairi
リペア後

今回は指板のリペアはお願いしていませんでしたが、フレットと併せて指板も綺麗になった気がします。理由は分かりませんし、気のせいかもしれません。しかし、たとえ気のせいであったとしても嬉しいものです。

弾きやすさが違う!

店頭にてチューニングを合わせてもらい、少しだけ試奏しました。ナット交換とネックの反り改善の効果でしょうか、全体的に弦高が下がり、いままでの半分くらいの力で弦を押さえてもまったくビビりません。無駄な力が不要となったことで指運が非常にスムーズになりました。これなら何時間でも弾き続けられそう。むしろ新品のときより弾きやすくなったのでは!?と思ってしまいました。

音が違う!

極めつけは音の変化。リペア前と比較して明らかに全く異なり、ボディの鳴り、12フレットあたりでの音の詰まり、ハーモニクスなどすべてが気持ちいいサウンドになりました。いま思えばリペア前の音はストレスを感じる音だったことが分かります。

ペグはGOTOH製だった

気になっていたペグ(SCUD 05192CS)は、1つ前の記事で予想したとおりGOTOH製でした。型式までは分かりませんが、恐らくSG301-04で間違いないでしょう。ツマミの形状がこれまでのものよりシャープになり、少し印象が変わったのもアクセントになって気に入っています。これから使っていくにつれ、Made in JAPANの高品質を感じられる場面が訪れることに期待します。

K.Yairi
恐らくGOTOH製SG301-04

今回のリペアまとめ

今回のリペア内容を以下にまとめます。

  • ナットをヴィンテージボーンナット(オイル漬け牛骨)に交換
  • フレットすり合わせ
  • ペグ交換
  • ネックの反り調整

リペアにかかった期間を以下にまとめます。

  • 島村楽器へギターを預け、見積もりを依頼(0日目)
  • 見積もりの電話連絡を受け、リペアを正式発注(3日目)
  • リペア完了の電話連絡を受け、ギター引き取り(16日目)

店舗とリペア工房の往復運送に各1日要すると仮定すると、実質のリペア作業期間は10~11日間だったと推察されます。年末の慌ただしいこの時期に、上記のリペア内容でこれだけのクオリティの仕事を納期約10日間で行うとは上出来でしょう。なお、部品代と工賃を含めた総額は31,000円(税抜き)でした。但し、他社で購入したギターだとさらに2,000円ほど高くなるようです。

今後の楽しみ

生まれ変わったRF-65を弾き続けることが何よりの今後の楽しみであるに違いありません。これからまた10年、20年と弾き続けられるよう、今度は数年おきにリペアに出すつもりです。

もう1つの楽しみはパーツの交換。今回のリペアでナットが牛骨になったので、サドルも牛骨に変えてみたいところ。これに併せてエンドピンも変えてみたいと思っています。少しずつ変化を楽しめるのは面白いですね。ギターの腕前は悪い意味でなかなか変化しませんが!

 

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