札幌で29年ぶりの大雪に直撃!試される大地に試されてきた

北海道

札幌が29年ぶりの大雪に見舞われた先週末、実はその渦中に僕もいました。これまでの経験上、自分が雨男などというレベルでは無い「何かを超越した力」を備えていることは自覚していましたが、今回もまた期待を裏切らない結果となりました。

ちなみに、前回の札幌遠征時は自分が乗るはずだった飛行機がバードストライクにより2時間の遅延に。ピンポイントでこんなことが起こるなんて普通は考えられませんが、それを引き起こしてしまうのが「何かを超越した力」なのです。というわけで、自分の新たな歴史の1ページをここにまとめます。

機内から望む羽田空港

往路からいきなりの遅延

往路の9日は新千歳空港周辺がすでに大雪状態で、欠航の可能性もあった中、約2時間の遅延の末、なんとか17:20に新千歳空港に到着しました。できれば一息入れたいところでしたが、札幌市内の居酒屋を19時に予約していたのでJRの改札口まで走り、17:30の快速エアポートに乗車しました。

クラスJ

ところが急いで乗ったJRも雪で遅延し、札幌駅着は18:20頃に。いつもは地下鉄で宿まで移動するのですが、疲労と重たい荷物と時間的制約を理由に駅前からタクシーで移動し、18:40頃チェックイン、18:50居酒屋着となりました(ギリギリセーフ!)。

市電が終日全線で運休に

雪は10日も降り続き、なんとササラ電車も走れなくなって市電が運休に。本来この時期の札幌では降らない湿った雪が大量に降り、電車の軌道を埋めてしまったことが原因でした(ササラ電車は湿雪に弱いことも恐らく原因の一つ)。市電が終日全線で運休したのは、ササラ電車を導入した1925年以来初とのことで、ここでも僕の力が遺憾なく発揮されてしまいました。でもこの日は特に移動が無かったので、自分への影響は市内でタクシーが拾いづらいくらいなものでした。

恐れていたことが現実に

帰京日の11日になっても相変わらず雪は降り続いたまま。全く止む気配が無い中、とりあえずJRで新千歳空港へ移動し、少し早めに保安検査を済ませてから16時の搭乗に備えました。ところが、ここで恐れていたことが現実に。なんと羽田からの飛行機が着陸できないとの理由で、17:30に欠航が決まりました

雪での欠航は1年9ヶ月ぶり2度目の経験

3時間以上待ったあげくの欠航、延泊、そして翌日の仕事を休むことになった精神的ダメージもさることながら、翌日以降の振替便の手続きに1時間近く並ぶはめになった肉体的ダメージもつらいものがありました。しかも翌日は20時の便まですべて満席と言うではありませんか!これ以上の駄目押しはありません。

札幌駅前のイルミネーション

仕方ないのですぐに9日と同じ宿をネット予約し、またJRで市内へ戻りました(この日は新千歳空港内で一夜を明かした人も1000人くらい居た模様)。この日もJRは大幅に遅延していて、さらに本数を減らしての運行だったことと、欠航組の大勢の人が一気に押し寄せたことで、僕が改札を通過してから間もなく入場制限がかかりました(ギリギリセーフ!)。

なお、雪が原因での欠航は1年9ヶ月ぶり2度目の経験でした。前回は2015年3月2日の女満別-羽田間の欠航で、やはり北海道での出来事でした。このときは暴風雪警報が出て、まるでこの世の終わりのような尋常では無い地吹雪が道東地方を襲いました。

やっと帰京

市内は相変わらず降雪が止まず、この雪は翌日12日の午前中まで続きました。12日は午後一番のJRで新千歳空港に向かい(これも遅延だったけど、すでに遅延が当たり前に思える精神状態になっていたから何とも思わなかった)、JALカウンターで手続きを済ませました。20時の便はあまりにも遅すぎるので交渉すると、17時の便に空席があったので変更してもらいました。この3時間は大きい!

機内から望む新千歳空港

そしてついに帰路につくことに。まだ雪の影響があり30分弱の遅延はあったものの、やっと羽田空港へ戻ることができました。そして帰宅したのが21時頃。20時の便だったら帰宅は24時を越えていたでしょう。やはりこの3時間は意味のある3時間でした。

冬の北海道は雪で混乱しがち

雪が原因の混乱は冬の北海道あるあるですし、僕くらいのレベルになると別に慌てませんが、不慣れな方はいざ自分が当事者になると右往左往してしまうでしょう。天気が原因の遅延や欠航は誰のせいでもありませんから、「仕方ない」と割り切ることが最善の対処法かと思います。

雪を怖がっていたら冬の北海道には行けません。今後も試される大地に試される覚悟で、死なない程度に立ち向かっていきたいと思います。

 

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